日差・精度スペック
Definition
日差・精度スペックは、機械式時計が基準時刻に対して1日でどの程度進む、または遅れるかを読むための指標です。機械式時計ではクオーツ時計のような月差ではなく、日差、平均日差、携帯精度、静的精度といった表記で性能が示されます。
主な構成要素
- 日差 — 1日あたりの進み・遅れを秒数で示す表記です。
- 平均日差 — 複数日を同じ条件で測り、単発ではなく平均値で見る考え方です。
- 携帯精度 — 実際に腕に着けた状態を想定した精度の目安です。
- 静的精度 — ケース組込み前や管理条件下の測定値として示されることがあります。
- 姿勢差 — 文字盤上、りゅうず上など置き方によって進み遅れが変わる現象です。
活用シーン
購入時は、精度スペックだけで優劣を決めず、ムーブメントの種類、パワーリザーブ、保証、整備しやすさを同時に見ます。使用中は、1日のズレだけで故障と判断せず、1週間から10日ほど同じ条件で記録してから歩度調整やオーバーホール相談につなげます。
よくある誤解
- ❌ 日差が1日だけ大きいと故障と決める → ✅ 巻き上げ量、温度、姿勢、磁気を切り分けます。
- ❌ カタログ値が狭いほど必ず満足度が高い → ✅ 実用では携帯時間や保管環境も同じくらい重要です。
- ❌ 遅れだけが問題で進みは問題ない → ✅ 大きな進みも調整相談の材料になります。
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